ありのままの自分を肯定することは、変わる努力をやめることではなく、今の自分を否定せずに出発点として見ることなのかもしれません。今回の対話は、仕事や資格、趣味で理想に届かないと「できない自分はだめだ」と考えてしまう悩みから始まりました。
ありのままの自分を肯定できない理由
理想が高いこと自体は、前へ進む力になります。ただ、達成できない瞬間に自分全体の価値まで下げると、反省ではなく自己否定が続きます。対話では、曖昧な嫌悪感から目をそらすほど、もやもやが残り続けるという話が出ました。
受け入れることと諦めることは違う
「このままでいい」と「今はこういう状態だ」は同じではありません。後者は、現状を正確に知ったうえで、変えたいことを選ぶ姿勢です。欠点を好きになる必要はなくても、欠点がある自分を攻撃し続けない選択はできます。
自己肯定感という大きな言葉を分解する
対話の終盤では、自己肯定感を上げること自体を目標にせず、何に悩み、何を変えたいのかを細かく見るという提案がありました。仕事の能力への不安と、人間としての価値への不安は別の問題です。分けることで、行動できる部分が見えます。
思考の癖を一歩離れて観察する
同じ否定的な考えを繰り返すとき、内容をすぐ正そうとするより、「いまこの考えに戻っている」と観察する方法も話題になりました。座禅などを例に、自分の思考と少し距離を取る可能性が語られましたが、万能な答えとしてではなく、一つの試し方として置かれました。
理想を持ったまま、自分を敵にしない
ありのままの自分を肯定するとは、理想と現実の差を見ながらも、自分を罰する材料にしないことではないでしょうか。変えたいことを一つ選び、変えられない部分とは共に進む。その区別をつける問いが残りました。


